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2018FIFAワールドカップ マッチプレビュー① アルゼンチン × アイスランド

2018FIFAワールドカップ マッチプレビュー① アルゼンチン × アイスランド

遂に4年に一度の祭典2018 FIFAワールドカップ ロシア大会が幕を開けた。
ここではグループステージ突破の鍵を握る重要な初戦の中でも、特に注目すべき一戦『アルゼンチン対アイスランド』について紹介しよう。

大本命アルゼンチンに危険信号?!止まらない格下アイスランドの勢い

今大会の優勝候補の1つでもあり、前回大会の準優勝国アルゼンチン。
対するは筆者が今大会のダークホースの1つに挙げるアイスランド。急激に成長を遂げ、進化し続けるこのチームの勢いを止める事はFIFAランキング5位のアルゼンチンと言えど容易ではなく、アイスランドにも十分に勝機はある。
ここからはアイスランド勝利の可能性について考察していく。

アルゼンチンが抱える3つの不安要素


ここ最近のアルゼンチンは決して良い状態とは言えないだろう。
その要因として3つの不安要素がある。

① 抜け出せないメッシ依存症

まず1つ目は長年メディアからも”メッシ依存症”と言われ続けているが、現在も脱却できずにいることだ。
万が一メッシが不調に陥ったときには、アルゼンチンは一気に優勝候補国の一角から外れるだろう。

② 南米予選での思わぬ苦戦

次に南米予選で最終節を残して6位(W杯出場完全圏外)と思わぬ苦戦を強いられた点。
最終的にはメッシのハットトリックもあり奇跡の逆転突破を果たして見せたが、一歩間違えればW杯出場を逃していたかもしれない。
予選の戦績(7勝7分4敗)から考察するに、引き分けの多さが目立つ。
またチームとして予選18試合で19得点というデータは、世界随一の攻撃陣を擁するチームとしては不十分すぎる内容と言えるだろう。

③ 大会直前に相次ぐ負傷離脱

最後に挙げる不安要素はW杯メンバー発表後の負傷離脱だ。
最大の痛手はGKロメロの離脱。南米予選でゴールマウスを守り続けた守護神がいないことはチームの不安要素としか言えないだろう。
さらには直前になっての期待の若手MFマヌエル・ランシーニの離脱。サイドでもトップ下でもこなすユーティリティプレーヤーを失うことはチームの戦術プランをいくつも失うことと同じだ。

W杯初出場の最小国アイスランドの知られざる実力

一方のアイスランドは現在最も波にのっているチームの一つである。
それほど強いチームという印象はなかったはずのアイスランドだが、近年確実に力をつけてきている。
そんなアイスランドの知られざる実力に迫る。

W杯の歴史上で最も少ない人口33万人の小国

アイスランドは人口33万人程しかいないW杯史上でも類を見ない小国である。
一見不利なようにも聞こえるが、どのようにして厳しい欧州予選を突破しW杯に出場するまでに成長したのだろうか。
それはズバリ、すべての選手に最高レベルの育成環境を用意したことにあるのだ!
その為にまず取り組んだのが指導者全体のレベルを上げること。すなわち指導者の育成だ。
こうした取り組みにより指導レベルの全体水準が上がり、優秀な選手を育てる為の基盤になったのである。
その次に選手に対して用意される練習環境。
全選手に対して平等に育成・指導を行うことにより、やはり全体水準が上がり自然と競争原理が働いていく。
この育成方法はサッカー人口の多い国では、現実問題取り入れるのは難しいだろう。
こういった選手育成に対する意識的改革が結果を出し始めてきたのだ。

EURO 2016 初出場ベスト8の実力

アイスランドは2年前のEURO 2016で初出場ベスト8に輝いた。この大会での活躍こそが、このシンデレラストーリーの始まりなのかもしれない。
相手が格上であり、失う物がないチームに自信がつき始めたら、その勢いは止められない。
現にこのベスト8は強豪イングランドに実力で勝ち、手にしたものだ。
その結果2012年にはFIFAランキング90位だったチームが、今やFIFAランキング22位にまで成長している。

欧州予選はクロアチアを抑えての首位通過

南米予選を奇跡の逆転突破で勝ち抜いたアルゼンチンに対し、アイスランドは欧州予選を首位通過している。
しかも注目すべきはW杯本戦でまたも同組に入ったクロアチアを抑えての首位通過という点だ。

アイスランドは再び波乱を起こせるか?!


果たしてアイスランドはアルゼンチン相手に勝利を手にする事ができるのか。
これまでの考察をまとめる。
アルゼンチンはメッシ依存から抜け出せず、自慢のアタッカーも得点力不足。加えて度重なる負傷離脱とお世辞にも万全の状態とは言えない。
一方アイスランドはこのW杯に照準を合わせてきたかのように結果を出しており、予選も首位通過。満を持して迎えるこの大一番でも波乱を起こす可能性は十分にありそうだ。
試合の鍵を握るのはやはりメッシになるだろう。
しかしながらアイスランドの組織力がメッシの活躍を阻止することが出来れば、非常に面白い試合になりそうだ。
小国から強国へと成長を遂げたアイスランドがW杯でどのような試合を繰り広げるのか、是非注目して頂きたい!!

注目すべき選手

試合を観る上で特に注目したい選手を紹介しよう。

アルゼンチンの注目選手


パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)
生年月日:1993.11.15(24歳)
背番号(W杯時):21
利き足:左足
プレーポジション:CAM / CF / ST
所属クラブ:ユヴェントス
パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)
ここではあえて皆さんご存知のメッシではなく、このディバラを挙げさせていただきたい。
メッシとプレースタイルが似ている事から共存は難しいと言われているが、そのポテンシャルは未来のアルゼンチンを牽引するプレーヤーに相応しい。
(実は筆者のイチオシ選手でもありパレルモ時代から成長を見守り続けているのです。)
シュート・ドリブル・パス・スピードの全てがワールドクラスであり、観客を楽しませてくれる創造性も持ち合わせている。
特に数人に囲まれた状況でも個人技で打開できるだけの卓越したドリブルスキルに注目していただきたい。
かつては「メッシ2世(アグエロと言われる時代もありましたね)」や「メッシの後継者」などと呼ばれていたが、今やパウロ・ディバラとしてのアイデンティティを確立している。
近い将来は「ディバラ2世」と呼ばれる選手も出てくるだろう。
その時は既にサッカー界が彼の時代になっているときかもしれない。
W杯でも出場機会は間違いなくあるはず!
(いや、サンパオリ監督お願いします。。)
出場した際は是非注目していただきたい!

アイスランドの注目選手


ギルフィー・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)
生年月日:1989.09.08(28歳)
背番号(W杯時):10
利き足:右足
プレーポジション:CAM / CF / RM
所属クラブ:エヴァートン
ギルフィー・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)
プレミアリーグのスウォンジー・シティから当時のクラブ史上最高額でエヴァートンに加入したシグルズソンはアイスランド代表でも中心選手として活躍している。
プレーするポジションは中盤の攻撃的MFでトップ下やサイドアタッカーとして出場することになるだろう。
この選手を語るうえで外せないのがキック精度だろう。
彼のその右足から放たれるシュートは正確なだけでなく、ミドルレンジからでもゴールを奪える威力も持ち合わせている。
フリーキックからの得点も期待できるので、アイスランドのセットプレーには注目していただきたい。
さらに攻撃面だけではなく守備面でもよく走りチームに貢献してくれる選手である。
アルゼンチンのような格上相手には守備の時間が多くなると予想されるため、シグルズソンのような選手の活躍が非常に重要になってくる。
アイスランドのような組織力の高いチームは、チームの象徴的選手であるシグルズソンの活躍がチーム全体に伝染していく。
シグルズソンは間違いなく出場する選手なので、是非試合で実際に確認していただきたい!

試合日程

  • キックオフ(※日本時間)
    6/16 (土) 22:00~
  • 放送予定
    NHK総合
    6/16 (土) 21:45~24:00
    NHKスポーツオンライン(※ネット放送)
    6/16 (土) 21:45~24:00

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